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変態キーボーダーの集い 其の一 ~キーボード遍歴編~

  • #keyboard
gen取締役/エンジニア

こんにちは、ネクストライブの分割キーボード推進委員会メンバー @gen です。

早速ですが、皆さんは普段どんなキーボードを使っていますか?仕事で使っているもの、自宅等のプライベートで使っているもの、様々あると思います。また、そこに拘りを持っている人も、特別な拘りを持っていない人もいると思います。今回は現代のオフィスワーク・デスクワークに無くてはならない、キーボードについて書いてみたいと思います。

※内容はすべて個人の感想をもとに記載しております。予めご了承ください。

この記事で何を伝えたいのか

私がキーボードへ拘り始めたきっかけや、自身のキーボード遍歴を振り返ることで、新たにキーボードに拘りたい人の参考になればと思い、この記事を書くことにしました。どうぞ最後までお付き合いください。

尚、今回はあくまで遍歴を眺める程度のつもりです。キー数やキー配置、キーマップについてはあまり深く掘り下げませんので、予めご了承ください。

キーボードに拘り始めたきっかけ

私がキーボードに拘ってみようと思ったきっかけは、かの有名なキーボード、PFU社のHappyHackingKeyboard(後でも出てきます)へのちょっとした憧れから始まりました。購入前に店頭で触ってみてその打鍵感に感銘を受け、また、Webサイトに掲載されている東京大学 名誉教授 和田英一 先生の言葉にしびれました。

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。 いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。 引用元 https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/dr_wada.html

うん、かっこいい。

きっかけなんてこういうことでいいですよね!

というわけで!

以前は、使う対象となるパソコンが変わる度に、備え付けのキーボードを始め、「そこにあるもの」を使ってきました。しかし、それでは自分のパフォーマンスが100%発揮出来ないことは明白でした。思い返せば「使いにくいキーボードだな」「打鍵感が好みじゃないな」と感じることは一度や二度ではありませんでした。

・・・これはもういつでもどこでも自分のキーボードを使わずにはいられません!

拘るしかないですね!

また、人によっては現状で肩こり等の身体的苦痛を味わっている人もいらっしゃるかもしれません。キーボードを変えることで、結果的に姿勢が変わり、肩こりが軽減される場合もあると思います。そういった方にも自分の体や姿勢に合ったものを選ぶことはとても有意義なことだと思います。

・・・長時間になりがちなデスクワークです。身体的ストレスから解放され、楽に、気持ち良くありたいものです!

もう拘るしかないですね!!

実際、私の場合、色々とキーボードを乗り換えて今に至るのですが、以前に比べると肩こりはかなり軽減されました。ここ最近デスクワークにおいて肩こりを感じることはほぼありません。1日8時間以上のデスクワークにおいて、肩こりが有る、無いの違いは大きいですよね。

と、その前に・・・

当社では、ある一定の線引きがあります。キー数が充実しており、割れていない(非分割)キーボード愛用者は普通の人です。一方、キー数が少なかったり、割れているキーボード愛用者に対しては、敬意を持って「変態キーボーダー」と呼んでいます。(実際に「おーい、そこの変態キーボーダー!」等と呼ぶことはありませんので、入社希望の方もご安心ください。)

また、この後に出てきます、私の初号機なんかは、「これは変態なのか?」という真剣な議論もありました。ですが、テンキーはもちろん、ファンクションキー(F1~F12のキー)も矢印キーも無い、それで充分じゃないか。充分に一般的ではないよね、ということで、めでたく変態認定を頂きました!そんな訳で、ここに出てくるキーボード愛用者はひとまず変態の括りに含めて見ていきたいと思います!

キーボード遍歴 ~変態以前~

それでは、ここからはわたくしのキーボード遍歴を紹介したいと思います。まずは以前の私について・・。

前述の通り、以前は基本的には備え付けのものを使用していました。ノートパソコンであれば、内蔵のキーボードです。ノートパソコンのキーボードでは、打鍵感を出す工夫等もされていることとは思いますが、やはり軽量化重視もあってか、個別のキーボードには劣る部分が多いと思います。

キーボード遍歴 ~変態以後~

では、早速見ていきましょう!

1. PFU HHKB

まずは、言わずと知れたキーボード界の名機、株式会社PFU製のHappyHackingKeyboard Bluetooth版です。

  • なぜ選んだのか
    • 打鍵感・打鍵音、そして高級感漂うビジュアル、選ぶ理由としては文句なしです
    • もはや理由なんて要らないんじゃないか、というぐらいの名機と思います
  • 使ってみてどうだったか
    • 良かった点
      • なんと言っても打鍵感の気持ちよさは抜群だと思います
      • MacにもWindowsにもスイッチ一つで切り替え出来るのが有り難いです
      • 一体型(非分割)かつBluetoothなので、パソコン本体は机上に、キーボードは膝の上、というスタイルが可能なところも結構好きでした
    • 気になった点
      • 当たり前ですがBluetoothの電池が切れるという現実はやや面倒に感じ、有線やHybridがより良い選択と思います
      • カーソルキーが右小指のFnキー(ファンクションキー)との同時押しで、マウス操作よりカーソル操作の方が多い場面では右小指の疲労感があります

気まぐれ総括

しつこいようですが、HappyHackingKeyboardはなんと言っても打鍵感が至高です。今となっては私の指にはやや重さを感じてしまうものの、長年の人気は頷ける一品です。また、今(2021年11月現在)25周年の記念モデルが発売されており、キーマップの焼き直しにも対応しているようです。そこまで出来るともはや一体型としては殿堂入りしても良いぐらいのレベルじゃないでしょうか。

2. Mistel Barocco MD600

続きまして、初めての分割キーボードです。Mistel社製 Barocco MD600です。兼ねてからキーボードが左右で分割されていたら、体をより自然な姿勢を維持したままタイピングが出来るのではないかと思っており興味がありました。そこで出会ったのがこのキーボードです。この辺りから周囲でも分割キーボーダーが出現し始め、中にはそのまま沼へどっぷりと浸かり始める猛者まで・・・。

  • なぜ選んだのか
    • なんと言っても分割!キー数的にバランスを保った程度の分割キーボードが欲しかったのです!
    • OSにプログラムをインストールするようなことをせずして、キーボード本体のみでキーマップを編集出来る独自のマクロ機能に超絶魅力を感じました!
  • 使ってみてどうだったか
    • 良かった点
      • 初めての分割でしたが、胸を開けることがこんなにも楽になるとは!もっと早くに出会いたかったです
      • 選択理由にも書きましたが、本体のみでのキーマップ編集は最高にして最強です! パソコンに繋いで電源さえ取れればいつでもどこでもキーマップ編集が出来るのです(実際に使用当時は頻繁に微調整していました)
    • 気になった点
      • キースイッチに静音赤軸を選んでいたものの、キーボードの筐体との相性なのか、まあまあカチャカチャ音が激しく、近隣にはご迷惑をおかけしました・・
      • HHKBに引き続きですが、EnterキーやBackspaceキーのような頻繁に押すキーを右小指で押すことに疑問を抱き始めました

この辺りで明るみに出る、小指の高負荷問題・・・

EnterキーやBackspaceキーの使用頻度は高い割に、「か弱い小指」で押さなければいけないということで、結構小指には負荷を与えていると感じるようになりました。そして実際・・・なんと腱鞘炎になりました!小指弱すぎ説もありますが・・・。

そんなわけで、ここからは後半戦、遂にいわゆる自作キーボードの世界へ! キー数も減り、キーマップ編集もプログラムを介して行うことになりました! いざ!!

3. Lily58 Pro

ここからは個人のクリエイタさんの作品に手を出し始めました。どれも個性や様々な拘りを感じることができ、色々と眺めるだけでも楽しいですねー。まずはLily58 Proという分割キーボードです。

  • なぜ選んだのか
    • 持ち運びも念頭にあったため、キー数を減らしたかったが、58キーというのが自分にとって絶妙に丁度良かったから
    • 前項にも通じますが、薄さを実現してくれるロープロファイルスイッチに対応していたから
  • 使ってみてどうだったか
    • 良かった点?
      • もうこれしか無いと思ってました!それぐらい気に入ってました
      • それらしい不満な点は無かったです
      • プログラムを介しますが、キーマップを好きに編集出来るので何も困りませんでした
    • 気になった点?
      • キーが多過ぎるように感じ始めました・・・え?

気まぐれ総括

・・・。

Lily58 Proに罪はありません!!すべて私の責任です・・・。そうです、ついに・・・「あれ?・・・あれれ??これ、なんかキーが多過ぎないか?」と思ってしまったのです。気付いてしまったのです。

4. Wings42(beta2) with Trackball module

Lily58 Proでのキー数の多さに気付いたものの、なかなかこれ!というものを見つけられずにいましたが、ついに現れたのがこの子です。キー数の多さも気になっていましたが、実はもう一つ気になっていたことが・・・。キーボード上にトラックボールモジュールの乗っかったキーボードが最強なんじゃない?と気付いてしまったのです。。。

こちらはWings42というキーボードです。 Bat43等の個性溢れるキーボードを制作されているクリエイタさんの作品です。

  • なぜ選んだのか
    • キー数が自分の理想と思っている42キーだから
    • トラックボールモジュールを搭載出来るのが分かっていたから(同じ職場の方が既に使っていました!)
    • Lily58 Pro同様、ロープロファイルスイッチに対応していたから
  • 使ってみてどうだったか
    • 良かった点
      • キー数は想定通り完璧です
      • キーの並びも指の長さ等が考慮されており、より自然な形で各ポジションに届くのが楽です
      • キーボードに拘るくらいなので、キー操作が多いですが、不意にマウス操作が必要なとき、キーボードからの手の移動を必要としないのが楽です
    • 気になった点
      • もう他のキーボードに戻れる自信はないです・・・(Lily58 Proはまだいけます。が、たまにトラックボールモジュールの場所で空振りしています。)
      • トラックボールモジュールの問題ですが、ボールのサイズが小さく、やはり操作性は普通のマウスに比べると落ちます。もちろんこれは想定内ですね。

気まぐれ総括

自分にとってはもうこれ以上は無いのではないか、というキーボードです。強いて言うならトラックボールの操作性が更に向上すると良いのですが、もはやそれはキーボードの話でもないので・・・。

そして気が付けば、ここまで小指の負荷問題には触れておきながら、キースイッチのことには触れてきませんでしたね!小指の負荷も基本的にはキー配置で解決出来ると思っているところもあり、どちらかと言えば私がキー配置重視なタイプだからでしょうか。

ちなみにですが、これを機にキースイッチはKailhロープロファイル 青軸(v1)を換装しました。これ、めちゃくちゃ軽くて、もはや軽過ぎて周囲からは極めて評判が悪いのですが、極限まで指の負荷を減らしてみたいと思いついてしまった自分にとっては、ただただ打鍵が楽になる!良いことしかないじゃん!という優れものだと思っています。

※どれくらい軽いのか、感覚的なことを言いますと、指が軽く触れただけでも押したことになるくらい軽いです。

終わり

最後にこれまでの我が愛機と、それらのキー数、スイッチの種類を愛用時期の時系列順に記載しておきます。参考になれば幸いです。

機体 キー数 スイッチ種類
PFU HHKB60キー静電容量無接点方式
Mistel Barocco MD60062キーCherryMX 静音赤軸
Lily58 Pro58キーKailhロープロファイル 赤軸(v1)
Wings42(beta2)42キーKailhロープロファイル 青軸(v1)

※実際の私のWings42は、42キー+マウスキーx2で、計44キーです

いかがでしたか?既に拘りをお持ちの方には一定の共感を頂けたでしょうか。まだ拘りをお持ちでない方には、このキーボード沼という世界に飛び込むための一助になりそうでしょうか。この記事が誰かのキーボード選びの参考に、また、まだ飛び込んでいない方の背中を押すことが出来たら嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

改めまして、集まれ変態キーボーダー!

ネクストライブでは、こんな変態キーボーダーさんも普通のキーボーダーさんも、一緒に楽しく仕事が出来る仲間を募集しています!

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